toggle
2018-09-03

魂を揺さぶるミュージカル!劇団四季『ノートルダムの鐘』名古屋公演は9月22日から


愛は「宿命」を変えられるか。
世界の光と闇の中で、それでも人は、明日を祈り、生きる。

 

劇団四季は、2018 年9 月22 日(土)より、名古屋四季劇場(中村区・名駅南)にて、ミュージカル『ノートルダムの鐘』を上演します。

『ノートルダムの鐘』は世界的文豪ヴィクトル・ユゴーの代表作を原作とし、ディズニー長編アニメーションに基づき、ディズニー・シアトリカル・プロダクションズが製作したミュージカル作品になります。

 


ⓒDisney 撮影:上原タカシ

 

15 世紀末のパリを舞台にノートルダム大聖堂の鐘楼に住むカジモド、大聖堂大助祭フロロー、同警備隊長フィーバス、そして3 人が愛してしまうジプシーの娘エスメラルダが綾なす愛の物語は、従来の明るいディズニーミュージカルとは違った印象を受けることでしょう。

ディズニーのもう一つの顔を垣間見ることのできる大人のための演劇作品として、多くの人に観てもらいたい作品です。

 

 

二人の巨匠が創造した美しく荘厳なミュージカルナンバーと

物語に深みを与えた演出



ⓒDisney 撮影:上原タカシ

 

『ノートルダムの鐘』はミュージカルナンバーと演出にも注目したい作品です。

 

作曲はアラン・メンケン(代表作『リトル・マーメイド』)、

作詞はスティーヴン・シュワルツ(代表作『ウィキッド』)が担当。

この二人をはじめとする楽曲チームが映画「ノートルダムの鐘」の楽曲制作を依頼された時、その答えを原作者ユゴーの小説の中に求めたといいます。

二人は作品の中に描かれる宿命感や人間愛、そして外見ではなく本質を見つめることの真実性を楽曲創作の中心軸に置きました。

結果、二人は美しく荘厳な楽曲を数多く創り上げ、楽曲と作品は高い評価をもって受け入れられました。

その後映画「ノートルダムの鐘」はミュージカル『ノートルダムの鐘』として上演されます。

ミュージカル版の公演には二人も積極的に関わり、二人の才能が共鳴し想像された『ノートルダムの鐘』の楽曲は、アニメーションとミュージカルの枠を超えたと言えるでしょう。

 

そして演出を手がけたスコット・シュワルツは「ノートルダムの鐘」を舞台化するにあたり、三つの視点を提案したといいます。

①作品から受ける印象を、ユゴーの小説がもつシリアスな方向へ寄せていくこと

②登場人物の心理や関係性を単純化せず、原作がもつ複雑で多層的な心理ドラマの流れを尊重すること

③楽曲を作品の柱に据え、その要素を前面に押し出すこと

従来のディズニー作品はハッピーエンドのイメージが強い作品であり、シュワルツの提案は今までにない視点でした。

原作に近い表現に落とし込んだことにより、ミュージカル『ノートルダムの鐘』は大人のための演劇作品として完成されたのです。

 

物語だけでなく、前述のような予備知識と共に音楽や演出に注目してみると、同じ作品でも違った見え方になります。

ミュージカル『ノートルダムの鐘』をご覧になる際は、あなたなりの様々な視点で観てみてはいかがでしょうか。

 

 

 

愛と憎しみ、人間の奥深さを描く


 

舞台は15世紀末のパリ。

街の中心のあるノートルダム大聖堂の鐘突き塔には、カジモドという鐘突きが住んでいましたが、彼は外の世界とは隔離されて暮らしていました。

年に一度の祭りの日、大聖堂を抜け出したカジモドはジプシーの踊り子エスメラルダと出会い、そして彼女への愛を抱きます。

一方大聖堂の大助祭フロローも同様にエスメラルダに惹かれており、ジプシー排除という命令を警備隊長のフィーバスに命じ、彼女を探しました。

しかしフィーバスもまた、エスメラルダの魅力に取り付かれていたのです。

エスメラルダを巡って繰り広げられる物語の結末とは…

 

 


ⓒDisney 撮影:上原タカシ

 

「魂を揺さぶるミュージカル」「今を生きる私たちが体感するべき作品」と評されるミュージカル『ノートルダムの鐘』。

作品自体の雰囲気はもちろん、登場人物を演じるキャストの演技、舞台美術にも注目したい作品です。

人間の愛と憎しみ、そして光と闇を表すキャストの表現力は、さすが劇団四季と言ってもいいでしょう。

劇団四季のファンという方にはもちろん、今まで舞台に親しみがなかった方にもおすすめの作品です。

 

ミュージカル『ノートルダムの鐘』名古屋では9月22日(土)開幕です。

この秋は、大人のための演劇作品を味わってみませんか?

 


 

劇団四季 ミュージカル『ノートルダムの鐘』

名古屋公演

 

 

【会場】

名古屋四季劇場

(愛知県名古屋市中村区名駅南 2-11-11)

 

【公演日程】

2018年9月22日(土)~12月30日(日)公演分まで発売中

※2019年3月31日(日)まで延長決定。詳細は劇団四季HP(https://www.shiki.jp/)まで。

 

【チケット販売】

ネット予約…SHIKI ON-LINE TICKET

電話予約…劇団四季予約センター TEL:0120-498444

 

【チケット料金】

S席 11,880円/A席 8,640円/B席 6,480円/C席 3,240円

(すべて税込価格)

※ご観劇当日、3歳以上有料。

2歳以下の入場不可。膝上観劇不可。

関連記事